2019年3月に公立諏訪東京理科大学(茅野市)の学長を退任した河村洋さん(77)=同市玉川=が、約30年にわたって個人で収集してきた宇宙関連グッズの一部を同市豊平の八ケ岳総合博物館で公開している。日本人宇宙飛行士のサインや、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で行われた実験資料など、貴重な収集品が並んでいる。
河村さんは諏訪東京理科大で教授を務めていた08年、「きぼう」を使う初の科学実験として、東京理科大研究グループと共同で、温度が変わることで力の釣り合いが変化し液体全体に伝わる「マランゴニ対流」に関する実験を行った。その後、実験は他チームに引き継がれ、13年に終了したという。
子どものころにテレビでアポロ11号の月面着陸を見たのをきっかけに宇宙への興味を抱いたという。30年ほど前から宇宙関連グッズの収集に目覚め、実験で知り合った人、講演会などで行き会った宇宙飛行士らの写真やサインも集めてきた。
博物館では、日本人初のスペースシャトルクルー・毛利衛さん、日本女性初の宇宙飛行士・向井千秋さんをはじめ、南佐久郡川上村出身の油井亀美也さん、20年にISS船長を務める予定の星出彰彦さんら、多くの日本人宇宙飛行士のサインを展示。またスペースシャトルクルーのサイン、シャトルの模型、シャトルミッションパッチ、写真や雑誌、きぼうでの実験資料なども並べている。
中でも宝の一つに数えるのが、97年に土井隆雄さんが搭乗したコロンビア号の全搭乗員のサイン。03年のコロンビア空中分解事故で亡くなったカルパナ・チャウラさんのサインも含まれている。ヒューストン宇宙センターのシャトル訓練用コックピットで土井さんと撮影した写真もお宝だという。
16年版NASA(米航空宇宙局)カレンダーに、きぼうでの実験内容と自身の名前が掲載されたことが「ちょっと自慢」と目を細める河村さん。「自身にとって宇宙とはなにか言葉にするのは難しいが、多くの人に収集品を見てもらい、少しでも宇宙に興味を持ってもらえれば」と話している。
元日は入館無料で、開館時間は午前9時半から正午まで。2日、3日は休館。
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January 01, 2020 at 04:01AM
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