2011年に行われたウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式については、これまでにもさまざまなことが語られてきた。
【写真】キャサリン妃のウエディングドレスに隠された7のトリビア
1981年のチャールズ皇太子&ダイアナ妃の結婚式以来30年ぶりのビッグなロイヤルウエディングということもあり、注目度はかなりのもので、見ている私たちの側からすれば式は計画どおりに進んでいたように見えた。だが実際には、挙式の前にいくつか、大きな問題が発生していたとされている。
王室担当記者のケイティ・ニコルは、イギリスのドキュメンタリー番組『Secrets of the Royal Dressmakers(ロイヤルドレスメーカーの秘密)』のなかで、キャサリン妃はウエディングドレスの制作を依頼したデザイナーを秘密にしていたが、それがメディアに暴露されてしまったことにショックを受け、涙を流したと語っている。
ロイヤルウエディングで最も注目されることのひとつは、誰がドレスをデザインするのか、そこにはどのような思いが込められているのか、ということ(キャサリン妃のドレスの場合、肩から袖の部分に使われたレースに、それぞれイングランドとウェールズ、スコットランド、北アイルランドを象徴するバラ、ラッパズイセン、アザミ、シャムロックの刺繍が施されていた)。
そのドレスをデザインしたのが、「職人の腕前と伝統的な技術を大切にしていることで知られる」ブランド、アレキサンダー・マックイーンのクリエイティブディレクター、サラ・バートン。『サンデー・タイムズ』紙がそれを突き止め、結婚式のおよそ2カ月も前に報じた。
それがキャサリン妃とその周辺の人たちを動揺させたのは間違いない。ケイティは、「キャサリン妃は秘密を守り抜くためにあらゆる努力を払っていましたから、舞台裏では涙が流されていたと思いますよ」と明らかにしている。
だが、幸いなことにドレスが実際にはどのようなデザインになるのかということまでは、誰にもわかっていなかったそう。そのため、デザイナーの名前が暴露されたことで、計画のすべてが台無しになってしまうということには至らなかったのだとか。
「そして、ロイヤルファミリーはその後、みな幸せに暮らしました」というエンディングにしたいところだが、王室にはその後も、ウィリアム&ヘンリー王子兄弟の確執など数々のドラマが起きているのはご存じのとおり。めでたしめでたし、というわけにはなかなかいかない様子。
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