今年は夏以降に台風直撃が相次ぎ 関東で甚大な被害も
2019/12/29 16:22 ウェザーニュース
2019年の台風は平年を上回る29個発生し、そのうち5個が上陸しました。特に相次いで関東を襲った15号、19号は甚大な被害をもたらしています。
一方、夏以降はダイポールモード現象の影響でインド洋からのモンスーンの流れ込みが強化、フィリピン近海の対流が活発になって、発生数が増加しました。
北西太平洋の海面水温が高いことが加わり、11月は過去最多となる6個の台風が発生しました。年間総数は昨年と同じ29個で平年よりは多くなっています。
台風10号は豊後水道を通過し、8月15日に広島県呉市付近に上陸、お盆休みを直撃しました。広島県への上陸は1990年14号以来、3回目です。山陽新幹線が事前運休を実施するなど、Uターンラッシュに大きな影響を及ぼしています。
また、台風の接近時に日本海側はフェーン現象が発生。新潟県の中条や高田、山形県鼠ケ関などで40℃を超える猛暑を観測しました。
2019年の台風被害が大きかったのは関東を中心とした東日本です。9月9日に千葉県に上陸した15号は、関東に上陸した台風としては最も強い勢力で、千葉で観測史上1位の最大瞬間風速57.5m/sを記録するなど、暴風によって大規模な住宅被害と停電を引き起こしました。
さらに10月後半に発生した台風20号、21号の間接的な影響で、千葉県内で猛烈な雨が降るなど、大きな爪痕を残しました。
7月20日に長崎県の五島や対馬に大雨特別警報が出されたのは、台風5号から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響です。
また、8月28日に福岡県や長崎県、佐賀県に大雨特別警報が出されたのも、台風11号から変わった中国大陸の低気圧と、フィリピンで発生していた台風12号からの暖かく湿った空気が影響していたと思われます。
台風シーズンを迎える前に、ハザードマップなどで生活圏の危険を確認したり、いざという時の備蓄品の確保などをしっかり行っておくことが重要です。
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December 29, 2019 at 02:20PM
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